フェリチン値が低いと要注意?
フェリチン値って?
フェリチン値とは、血液検査などで測られる指標のひとつで、貯蔵鉄の減少・増加を見るものです。潜在的鉄欠乏症や,鉄過剰症の診断には欠かせない検査値といわれています。
フェリチンは蛋白の一種で、鉄と結びついて、肝臓・脾臓・腸粘膜・胎盤・心臓・腎・赤血球など広く全身に貯蔵鉄として存在しています。血液中の鉄が減少すると鉄を供給し、増加すると貯蔵する、つまり、血液中の鉄の増減をコントロールするはたらきをもっています。
フェリチン値が低いと鉄欠乏性貧血かも
フェリチン値が低いということは、体内の貯蔵鉄量が低いということを指しますので、「鉄欠乏性貧血」、あるいはその予備軍である可能性があります。
貯蔵鉄(フェリチン)が減少すると、鉄を血中に供給する速度が落ち、血中の鉄量が減少します。血中の鉄量減少がすすむと、赤芽球への鉄の取り込みが減少し、ヘモグロビンの合成ができなくなります。結果、貧血となります。
「フェリチン値減少」→「ヘモグロビン減少」の流れになりますので、ヘモグロビン異常がなくても、フェリチン値の減少がみられる場合は、鉄欠乏性貧血の予備軍の可能性があります。
ただ、炎症、感染、肝臓の障害、癌などがあるとフェリチン値が上昇することもあるので、これだけでは正しく鉄欠乏性貧血と判断できない場合があるようです。その場合は、トランスフェリン(鉄の貯蔵,運搬に関与)の値を測定することで鉄欠乏性貧血かどうかの判断が行われます。鉄欠乏性貧血の場合は、トランスフェリンの値は高値を示します。
フェリチン値の基準について
フェリチン値の基準については、情報の発信元によって違うように見受けられますのでここでは「○○~○○までが基準値です」とはいえません。各医療機関に問い合わせてください。
基準値に当てはまらない場合でも、値が二桁の下の方、一桁台のときは注意が必要です。基準値というのはあくまでも指標にしかすぎません。確実に身体に不調を覚える場合は必ず医師に申し出るようにしてください。
フェリチン値の記事(当ページ)の生い立ち
当ページにつきましては、2009年6月11日に当サイトにお便り下さった「あやめ」様のご意見をきっかに作成しました。あやめ様、ご協力ありがとうございましたm(_ _)m
以下、実際にあやめ様から頂いたメールの内容を紹介致します。心当たりのある方は参考になさってください。
あやめ様からのお便り
昨年6月は、血清鉄・ヘモグロビン等の低値から鉄剤投与を受けました。 血清鉄は39と低値ながらもヘモグロビンが基準値になったと、後は食事に気をつけて と治療不要とされました。 その時のフェリチン値(触れられたことはない)は9でした。 最近また体調から不安になって10日ほど前に貧血検査に行きましたが、数値は基準値内にあるため『問題なし』とされました。 しかし、気付いたのはフェリチン値です。低値に印があって『4以下』と・・・。 検索してみると、これは貯蔵鉄で潜在性鉄欠乏性貧血であるとわかりました。 私の値からすると次の生理で貯蔵鉄は0になってしまいます。 しかし、医師の間でもフェリチン値を貧血の診断基準とされずに、症状のみから精神疾患とされるケースもあるということです。 是非ともフェリチン値の重要性を広めていただきたいと思います。




フェリチン値が低いと要注意?








